契約から10年以上が経過した掛捨て保険の見直し検討

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今回は、私が入っている医療保険を中心とした掛捨て保険の見直しについて書いてみたいと思います。

 

保険って、事が起きた時or起きなかった時の結果として、入っててよかったとかor入っておけばよかったというようになるものだと思うので、入るor入らないと決める時点で正解があるものではないと思います。

 

また、十分な蓄えがある人と全くない人、結婚して子どももいる人と独身の人、共働きか専業か・・・保険に毎月払ってるくらいならその分貯金しておいたほうがいい・・・などなど、人によって環境も考えも千差万別で、いかに自分にあった保険、自分に必要な保険を選ぶかが大切なって思うのですが、いざ考え始めると、あれもあったほうがいいし、これもあったほうがいい・・みたいな繰り返し。

 

保険って難しい・・・・

 

今私が入っている保険のほとんどが、結婚して子どもが産まれたのを機会に入ったもで、かれこれ12年経ちましたが、いまだに「この保険はいらないかな」とか「この保険では万が一の時に足らないかな」なんて思ったりします。

 

結局、見直しを考えても、このままでいいか~ってなってしまっていましたが、この度会社から配布された保険の加入者募集案内を機に、いろいろ検討した結果を書いていきたいと思います。

 

 

 

団体加入保険のメリット、デメリット

会社から配布されたのは、「○○○○グループ総合保障 加入の募集案内」

○○○○には、私の会社が入ります。グループ会社も含めた社員を対象としたいわゆる団体保険です。

 

これ、実は毎年社員に配布されるのですが、既に民間の保険にいくつか加入しているのもあって、今まで気にする事なく、そのまま廃棄・・って感じでした。

 

でも、ちょうど家計のムダを少しでも減らしたいなっても考えていた時期でもあったので、今回は初めて真剣に中身をみてみました。

 

会社からの募集案内ではありますが、実際は大手の保険会社の保険です。

 

保険会社と私の勤めている会社が契約をして、会社が社員に加入を募ることによって、結果的に保険会社としては大口の契約が取れます。

その分、個人の契約に比べ、数十%の割引額で加入できるというものです。

 

ですから保険料としては、かなり割安です。これは非常に大きいメリットです。

 

ただ、メリットばかりではありません。

基本的には退職したら、契約は延長できません。

よって、保険期間としては退職するまでということになり、退職後は無保険状態になってしまいます。

 

退職後も契約を延長するという選択はあるにはあるのですが、保険料がけっこう上がってしまいます。

 

退職して収入が減少するのに、保険料はあがるのはつらい・・・

 

今、民間の保険で例えば医療保険なんかは、支払いは例えば60歳で終え、保険期間は「終身」いわゆる一生涯続くというものが多いと思います。

 

ですので、民間は60歳退職時点で支払いは終わるのに、会社のほうは60歳退職から逆に支払いが増えてしまう・・・この点がデメリットかなと思います。

 

 

結局どっちが得なのか

団体保険加入、メリットもデメリットという書き方をしましたが、結局どっちが支払額として多くなるのか・・・・

 

会社在籍期間中は、あっという的に団体割引の効く団体保険へ加入するほうが安い。

退職後は、民間保険に入っていたほうが、支払いが終わるor安いまま。

 

どちらが安い!?

 

その答えは・・・・・わかりません。

 

その理由は、いつ死ぬかなんてわからないからです。

退職後、数年で死んでしまったら、団体保険に入っておけばよかった。

退職後、30年生きたのなら、民間保険に入っておけばよかった。

ってこと。つまり、結果論でしかないってことですね。

 

検討する対象を絞ってみました

って感じでまた迷宮入りしそうになったので、今回は私の入っている保険の中でも医療保険はまさに上記のとおり、正解もないので見直しを考えないことにしました。

 

その代わり、ある保険に限定して、見直しを検討してみることにしました。

 

それは、「収入保障保険」というもの。

 

簡単に説明させていただきます。

 

もし私に万が一の事が起きた際、残された家族の収入が減少してしまいます。

日本は社会保険制度が充実しています。

いくらこの先破綻すると言われていても、それでも諸外国に比べればまだまだ高い水準ではないでしょうか。

例えば、遺族年金により、毎月十数万の収入は確保されます。

でも、今と比較すると現象はしてしまいます。

その減少分を補う為の保険が「収入保障保険」です。

 

例えば、毎月30万の収入が15万になってしまうとしたら、その差額15万を毎月保険金として受け取るというもの。

 

ただ、これは期間が決まった掛捨て保険です。

期間は60歳までで、支払いも終わりますが保険期間も終わります。

 

契約した当時36歳でしたが、例えばその36歳で万が一が起きた時、60歳までの24年間、毎月15万を受け取ります。

15万×12か月×24年=4,320万円です。

 

50歳の時に万が一が起きれば、

15万×12か月×10年=1,800万円です。

 

このように、年齢が60歳に近づくにつれ、総受取額は減少していきます。

その分、毎月の保険料も安く設定されています。

これは、年齢を重ねるにつれ、家族に残すべきお金も減少していく(子どもが社会人になるとか)という考えの保険商品です。

 

この保険、契約から12年ほど経ちましたが、ずっと引っかかってた保険です。

 

もちろん、先のことはわかりませんし、万が一の時の為にかけるのが保険ということはわかってはいるんですが、60歳までという期間限定の保険。

無事、めでたく元気に60歳を迎えた瞬間=掛捨てが本当に掛捨てになる瞬間。

 

この保険だけ、見直し検討しよう!って決めました。

 

同条件+αで安くなる保険に切り替え

結論から書いちゃいますと、約1,200円ほど安い掛け金で、同条件の保証が得られることがわかりましたので、今の保険を解約し、会社の団体保険を契約することにしました。

 

保険の形としては、実際は異なるタイプで、内容としてはこんな感じ。

・万が一の時は1,500万円

・入院、手術時、給付金

・病気、けが等で休業時、1年間まで給付金

 

最初の「万が一の時は1,500万円」。

 

この時点で、今の保険とほぼ同条件になります。

 

その他2つは今入っている保険で同じようなものがあるので、いらないところであるのですが、なぜかこの2つは加入必須で、これに入らないと、最初のに入れない・・・という仕組み。

 

安い代わりに、ちょっとした条件をつけてくるとは・・・・。

 

まあ、今と同条件+手厚い保障になり、且つ毎月の保険料も安くなるので、今回の見直し結果としては、十分かなって思います。

 

 

まとめ

今回重い腰をあげ、今まで配布されても、そのまま捨ててた加入案内に入ることによって、毎月1,200円の削減することができました。

 

本来であれば、保険自体の解約などによる削減が望ましいのかもしれません。

 

でも、解約した瞬間に、万が一が起きたら・・・とか、考えてしまって、削るというところにはいたりませんでした。

 

今の保障レベルは維持しながら、安い商品に切り替える。

これであれば、迷わずできると思います。

 

今回は、会社の団体保険というものであったので、同条件比較で簡単に毎月のお金をさげる事が出来ましたが、逆に言えば、毎年そのチャンスを与え続けてもらっていたのに、しっかり考えもせずに、その権利を放棄してきた私。

 

今回は、申込締め切り時期の関係もあって、一旦1つの保険に限定した見直しとなりましたが、来年以降も引き続き、検討していこうと思いました。

 

「改善を止めるな」「改善に終わりはない」 あらためて痛感しました。